健康診査とは
国民健康保険の加入者が、年に1回無料で健診を受けられるというもの。年齢によって呼び名や受けれる項目が違ってきますが、無料で生活習慣病のきざしをいち早く発見できる一助になるかと思います。年齢別で3つの健診がありますので当てはまるもので受診します。受診期間はその年の4月1日から来年の3月31日までとなっています。
特定健康診査
40歳から74歳までの方は、特定健康診査を受けられます。受診方法は大きく2つ。1つは、自身で委託医療機関に直接予約をとり健診を受けるパターン。2つめは、集団健診という年間通してすでに日時・場所・定員数が決まっているものに予約を入れて健診を受けるパターンがあります。1つ目の場合は、病院の窓口か電話で予約することが可能です。集団健診の場合は、電話もしくはインターネットを通して予約することができます。
後期高齢者健康診査
75歳以上の方は、後期高齢者健康診査を受けられます。 自身で直接委託医療機関に予約して受けることになります。 オプション検査を受けられる場合、費用の免除や助成金が受けられるかもしれません。お住まいの制度を調べてみることをオススメします。
国保健康診査
35歳から39歳の方は、国保健康診査を受けられます。こちらは集団健診はない為、自身で直接委託医療機関に予約して受けることになります。
私はこちらに該当する為、以下から国保健康診査の予約から受診に至るまでの流れを記述いたします。
国保健康診査を受ける
1.受診券を受け取る
国民健康保険証に切り替えると、特定健診の受診券が送られてきます。黄色の封筒なのでわかりやすいと思います。無くさないよう気をつけましょう。無くしそうな方は封筒が届いたらすぐ受けに行くのも手かもしれません。健診は期限がせまった2月、3月あたりはよく混雑すると言われています。
中にはピンク色をした受診券と、説明が書いてあるしおりが入っています。しおりには受診の方法から、委託機関の名前・連絡先なども載っていますのでよく読んで受診の予約をしてください。
国保健康診査の場合は、個別で予約するしかありませんのでしおりを確認して最寄りの病院に電話なり直接行くなりして健診の予約を行います。オプションで検査項目を増やす場合、予約時に伝えておきます。助成金がでる検査もあるようですので興味のある方は調べてみると良いと思います。
尿検査用の容器をもらえるので、それを当日持ってきます。
2.予約日に受診券と保険証を持参で向かう
予約をいれた日時に、ピンク色の受診券と健康保険証を持参のうえ病院に向かいます。混雑具合にもよりますが、30分~60分程度と思っておけば良いと思います。基本の検査内容は以下の通り。
- 身長
- 体重
- 腹囲
- 血液検査
- 尿検査
- 血圧
- 医師の問診
会社員時の健診と比べると簡素に感じると思います。心電図やバリウム検査などはなく何年かに一度は人間ドックもしくはオプションで検査項目を増やすなどした方が、良いように感じる検査内容でした。
2週間程度で結果はでるかとおもいますので、改めて病院に出向き検査結果を聞いて特定健診は終了になります。
追加の検査項目
※私の住んでいる市区町村をモデルに掲載しています。目安程度にご覧ください。
胃がん健診
40歳以上の方 | バリウム検査 | 集団:500円 |
50歳以上の偶数年齢の方 | 内視鏡検査 | 医療機関:2500円 |
大腸がん健診
40歳以上の方 | 大腸がん検診 | 医療機関:600円 |
40歳以上の方 | 大腸がん検診 | 集団:300円 |
受けてみての感想
独立して健診も自腹で払って受けることになるんだろうなと思っていましたが、無料で受けれましたし、健康保険料の免除申請をすることで何割か保険料を免除することも出来ました。知ってると知らないとでは大分差がありますので、何事も行動する前に調べておいた方が懸命ですね。