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すべての健康は食事から!体に良い食品はこれだけ!

リベ大にて2022年5月20日公開の【健康こそ最高の富】お金持ちが裏でコッソリ実践している健康法【良いお金の使い方編】にて紹介されていました世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事という仰々しいタイトルの本がとても気になったので、この本の内容について触れていこうかと思います。健康であることは全ての土台になるものですが、なかなかそれに気をつけながら生活することは難しく思っているのは私だけではないはず!今回は健康に気をつけた食についてのお話です。

まずこの本の著者について

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事は、津川友介さんが執筆された本です。津川さんはカリフォルニア大の内科学助教授をされており、ハーバード大で修士号及び博士号もおさめている人物です。

肩書だけでもすごいのですが、この本を眺めていてまず驚かされるのは最後のページの参考文献の多さです。25ページにもわたりずらりと参考文献とそれに対する補足・注意事項が載せられています。もうこれだけで信じるにたる本だと確信できます。

なんか良さそうではなく科学的根拠にもとづく食事

本書では、何を根拠にしているか曖昧な情報より信頼できる研究で証明された情報にもとずいて食品をチョイスすべきと言っており、その信憑性の度合いをグループ1~5にわけています。

グループ1

健康に良いことが複数の研究で報告された食品がこのグループ1にあたります。根拠の曖昧な食品に飛びつくよりは、このグループ1に属する食品を普段から食べ続ければ病気とは円遠い人生を送れる可能性が高くなります。

具体的には「魚、野菜、果物、茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類」があげられています。じゃがいもは野菜には含まれず白い炭水化物扱いになるので注意が必要です。

また、茶色い炭水化物とは玄米・蕎麦(蕎麦粉の含有率が高いもの)・全粒粉パンなどの精製されていない炭水化物のことを茶色と本書では表現されています。逆に白い炭水化物は、白米・うどん・パスタ・小麦粉を使用しているパンなど精製された炭水化物のことを指しています。

グループ2

ひょっとしたら健康にいいかもしれない食品。少数の研究で健康にいい可能性があると示唆されているものがこのグループ2にあたります。効果はあるのかもしれないが、確実な研究結果がとれていないというものですね。

具体的には「ダークチョコレート(カカオの含有率が高いもの)・コーヒー・納豆・ヨーグルト・お酢・豆乳・お茶」があげられています。私も含めですが2つ返事で体に良いと答えてしまいそうな食品ばかりですが、これらは完璧に証明されているわけではないということです。

グループ3

健康に対してメリットもデメリットも報告されていない食品がグループ3です。大部分の食品がここに属しており、普段私達が口にしているものの多くがここに当てはまります。

グループ4

ひょっとしたら健康に悪いかもしれない食品。少数の研究で健康に悪い可能性があると示唆されているものがこのグループ4にあたります。

具体的には「マヨネーズ・マーガリン」があげられています。これらは太るイメージはありますが体にわるいと言われると控えざるおえないですね。

グループ5

健康に悪いということが複数の信頼できる研究で報告されている食品がグループ5にあたります。

具体的には「赤い肉・加工肉・白い炭水化物・バター(飽和脂肪酸)」があげられています。本書で一番驚かされる部分ですが、日本人が当たり前に毎日食べている白米は白い炭水化物にあたりグループ5に該当するのだそう。そして、赤い肉は牛肉・豚肉などを指します。鶏肉は該当しないとのこと。加工肉はハムやソーセージなどですね。加工肉が健康を害するのは感覚的にわかりますが牛肉・豚肉もグループ5だなんてこれまで聞いたこともありませんでした。バターがマーガリンより健康に悪いとのことですが、私はこれまで逆で認知していました。

本書では、「体に良くない」と説明しているだけで「食べるべきではない」といっているのではないことにご注意ください。科学的根拠にもとづいて、人間の体に良いものか悪いものかを判断する指標を提示してくれているだけだということをご理解ください

それをふまえて食生活にどう取り入れるのか?

本書のキモはグループ1と5をいかに把握して食生活に取り入れれるかにかかっていると私は感じました。2~4の食品はリスクを鑑みてそれぞれが判断すれば食べるものが制限されてストレスになるということもないのかと思います。

まずは、普段から食べている白米・パンを茶色い炭水化物に変えることが一番優先度が高いように思います。茶色い炭水化物とは玄米や蕎麦などのことを指しています。白米の中に何割か玄米を混ぜるでも良いですし、蕎麦は十割そばや二八蕎麦を優先的にチョイスするといった出来る部分からコツコツとが無理なく健康なるための大事なことでしょう。白米は体内で糖に変わるため知らず知らずに糖尿病のリスクを上げています。甘いもの食べないから平気というのは妄想であると思い知らされます。

小腹が空いた際は、ナッツ(アーモンド・カシュナッツ・くるみなど)や生の果実、ダークチョコレートなどに変えるだけで我慢せずに食べられるのではないでしょうか。野菜ジュースやフルーツジュースで摂取すれば良いと考えている方も多いと思いますが、本書では加工されていない状態での摂取を推奨されています。これらジュースなどに加工されたものに対して体に良いと検証されたデータが無く、同じ成分が入ってるのだから同じだろうと考えるのは誤りであると言われています。(体に悪いというデータも見つかっていないので勘違いされませんよう)

メインディッシュに牛肉や豚肉を食べれないのは辛いことですが鶏肉・魚などで代用できます。特に魚はオメガ3脂肪酸の効果で動脈硬化心筋梗塞を防いでくれる働きがあるそうです。家で焼き魚をするのは面倒だったりしますが、定食屋にいった際にでも肉ではなく魚を選んでみるだけでも全然違うのではないでしょうか。

今回は本書の内容をさらっと紹介し、私の感想をふまえてみました。より詳しく知りたい方は是非この機会に本書をご一読ください!

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