前提として
- 個人で事業を行う人
- 税理士に極力お願いをしない自計化をするつもりの人
- 青色確定申告をする人
- windows、macでもどちらでも可能なクラウドサービスから選びたい人
を対象として比較を行っています。
比較する会計サービスは、以下の3つです。
以下ではプラン名は省略させてもらい、会社名のみで表記いたします。
それでは比較していきましょう~
クラウド会計ソフト3社の比較表
※2021年3月8日現在
MF | freee | 弥生 | |
料金(年額) | 11,760円 | 23,760円 | 8,000円+税 |
無料期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1年間 ※1 |
使いやすさ | ○ | ◎ | ○ |
連携機能 | ◎ | ○ | △ |
サポート | メール | メール | ✕ |
アプリ | ○ | ○ | ○ |
※1 セルフプランは1年間無料で試用できるが、確定申告書類の作成出力が無料期間内ではできないため、確定申告前には有料プランへ変更せざるおえない。
※【料金】はもっとも安くなる年払いでそれぞれを比較
※【使いやすさ】は仕分け管理画面などのわかりやすさを比較
※【連携機能】各金融機関やサービスとの連携機能が充実しているか比較
※【サポート】は会計知識・操作でわからない場合問い合わせできるかを比較。さらに上位のプランにして電話対応などもつけることも可能。今回は自計を前提にしているので最安のプラン比較になります。
※【アプリ】はスマホ用アプリを提供しているかの比較。
料金からみた3社の比較
圧倒的に弥生に軍配があがります。料金最安な上に1年間無料となっているわけですからかなり目を引きますね。次いでMF、freeeとつづいています。
使いやすさからみた3社の比較
これは人にもよる所でもありますが、知識の無い初心者でもわかりやすいインターフェースをしているのはfreeeだと感じますね。勘定科目を選ぶ際にも科目名の下に簡単な説明がはいっているため迷わず選択ができたり、支出が赤、収入が青と色分けされていて一目瞭然で収支がわかるなど細かい所でインターフェースに気をつけているなと感じます。
弥生はメニューがいたってシンプルでわかりやすく、取り込んだ明細別にタブでわかれているのがわかりやすいと感じました。
MFは使いにくいということはないのですが、2社ほど特筆してわかりやすいと感じる部分が無いのも事実ですね。
連携機能からみた3社の比較
3社とも銀行やクレジットカードの取込は概ね網羅していますが、他の電子マネーや他社のサービスとの連携機能でかなり差がでてきます。
MFはダントツで連携機能が優秀です。上記画像が連携できるサービスの一覧になります。Amazonセラーや楽天等でネット店舗をかまえている方は、連携させることで自動で売上や送料・手数料といった収支情報を自動で取り込んでくれます。また、アフィリエイターやクラウドソーシングで仕事を請け負っている方にも連携できるようになっており、3社でもっとも充実しています。
Freeeもある程度は押さえているのですが、MFに比べるとどうしても見劣りしてしまいますね。
弥生にかんしては、ほとんど連携出来ないと思っておいた方がよいですね。
アプリからみた3社比較
3社ともスマホ用のアプリをリリースしており、多少の機能の違いはあれどどれも問題なく使えるといった感じでしょうか。領収書などの紙での明細もカメラで取り込んで支出の管理が出来る機能がどのアプリにもついているので、これさえ押さえられていれば、どのアプリでも良いかなと感じました。
所感
連携機能が秀でているマネーフォワード(MF)が、万人にお勧めできるクラウド会計サービスだと感じました。せどらー、アフィリエイター、フリーランスなどネットビジネスをしている全ての人に必要な機能が備わってるサービスだと思います。
弥生の青色申告は、最安で最低限の会計業務が行えるため人によっては選択肢にはいってきてもおかしくはないですね。収支の出入りが少ない働き方の人は弥生の青色申告で問題ないような気がします。
Freeeは使いやすさ以外では2社に劣っている様に感じました。所詮慣れの問題ですから機能面・金銭面で考えると選択肢には入らないかなと感じます。
いかがでしたでしょうか。これまで会計業務など触れたことが無いブログ主が各サービスを扱ってみての所感でした。